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1治療計画の立案
お口や全身の健康状態について問診を行います。その後、むし歯・歯周病検査、レントゲン・歯科用CT撮影などを行い、お口の健康状態や顎の骨の厚みや、神経・血管・上顎洞の状態を把握します。さらに診断用模型を作成し、かみ合わせや歯並びの診査を行います。
すべての検査結果からお口の中や顎の骨の状態、お身体の状態を総合的に診断して、治療計画を立案します。 -
2初期治療
むし歯や歯周病があった場合は、それらの治療を先に行い、インプラント埋入箇所への細菌感染を防ぎます。また、インプラント治療の成功率を上げるため、喫煙されている方は禁煙か本数を少なくされるようおすすめしています。
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3インプラント手術・
骨の再生治療口腔内の状態が整ったら、インプラントの埋入手術を行います。手術中は局所麻酔を行いますので、痛みはほとんど感じません。
インプラントと顎の骨が結合するために必要な期間には個人差があり、2~6ヶ月を想定しています。術前に骨の再生治療を受けた患者さんは、通常よりも長くなる傾向があります。※骨の量があきらかに足りない場合は、インプラント手術前に骨再生治療を行います。
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4アバットメント、
人工歯(セラミッククラウン)
装着インプラントと顎の骨がしっかり結合したのを確認したら、「アバットメント」という土台部分をつけます。土台に仮歯を装着してかみ合わせなどを調整し、問題がなければ人工歯を装着します。おもに使用されるセラミッククラウンの人工歯は、天然歯と変わらない見た目を再現できます。
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5メンテナンス
インプラントを長く快適に使うためには、ご自宅でのケアと歯科医院での定期的な検診が欠かせません。インプラントはむし歯にはなりませんが、歯周病と同じような「インプラント歯周炎」になる可能性があるため、残存歯とあわせてメンテナンスを継続しましょう。
症例1
BeforeAfter
- 診断
- 右下6・7、左下6・7、左上6・7保存不可能
- 初診時の年齢
- 63歳
- 治療内容
- 欠損部にインプラント手術
- 治療期間
- 3年1ヵ月
- 治療総額
- 193万7,400円
- 治療のメリット
- 入れ歯による治療よりもかみ合わせの改善が可能
ワイヤーによる力が自分の歯にかからないため、自分の歯の保護ができる - 治療のリスク
- 外科的な処置が必要
出血、術後の痛みが発生する可能性がある